ジョージ三世の恩返し日記

・加圧やヨガを通して3桁あった体重からダイエットをし、今となっては新人加圧トレーナーとして活動し、楽しく明るく元気に!を意識し楽しみながら日々励む男のブログ。

暖かい提案。

 

「はい、なんでしょうか?」

私は、気にするように言った。

 

『うん。辞めるのは仕方ない。やりたい事なんだろうからな!ただ、こっちも簡単には手放したくない』

 

とりあえず辞めれる事は辞めれる。

複雑な気持ちだっが

踏ん切りついた瞬間だった。

ただ気になるのは提案とやらだ。

 

人事担当は続けて言った、

『1ヶ月間は籍を置いといて欲しい。というのも、もし、次の職場へ行って仕事してみて、なんか違うな。またウチが良いな!と思ったら戻ってきてくれ。こっちは全然構わないから。一から手続きする方が大変だからな。』

 

、、、なんと有難い。ビックリした。

そんな提案だとは思いもしなかった。

 

でもミツさんの下で働くからには

辞めるつもりも気持ちも無い。

そもそもそんな半端な気持ちで入社など

したくなかった。

しかし、提案を断る事は出来なかった。

 

『な、どうだ?この提案!』

人事担当は笑いながら言った。

 

「はい、ありがたい提案です。そうさせていただきます。しかし、戻ってくる確率は限りなく低いと思うので、そのまま退職手続きしてくれた方が良いと思うのですが、、、」

 

『そうか、でも良いよ。1ヶ月以内にまた連絡くれよ。その時に、また話しよう!とりあえず今は出張だろうから、しっかり営業して契約取ってきてくれ!全力出してくれよ。期待してるからな。』

 

「はい、ありがとうございます。頑張ります。」

 

『あ、じゃあ、研修も無しか!資料作ったのになあ。』

人事担当は笑いながらそう言った。

 

私は申し訳ない気持ちでいっぱいになったが

あえてそこは、

「次の新人が使う事に期待しましょう」

と、言った。

 

人事担当は、

『そうだな。お前のような奴が来たら使わせていただくよ!まったく。次の職場行っても頑張れよ!また出張終わったら連絡くれ。じゃ、契約任せたぞー!』

と言って電話を切った。

 

 

バトンタッチした瞬間。

 

 

ミツさんの下で働ける

嬉しい気持ちが湧き上がってきた。

それと同じくして

今いる職場に少しなり恩返しするため

今いる出張を全力で頑張ろうと思った。

 

心の中が、

スッと晴れた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして出張最終日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その場にいた先輩方に

私の退職が知らさせる事になった。

 

 

みんな、驚きの反応だった。

しかしながら出てくる言葉は

暖かい言葉しかなかった。

 

たった2ヶ月ほどだったが、

付き合いは濃いものになっていた。

 

休日も遊びに行く人も居た。

同級生だけど先輩、

休日はただの同級生。

気楽に過ごせていた。

人と付き合うのは嫌いじゃない、

むしろ好きな私からしたら

良い時間だった。

 

そう付き合って来た先輩は

誰よりも驚いていたが

誰よりも気にかけてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しだけ、

目にゴミが入ったような気がした、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、次回。