ジョージ三世の恩返し日記

・加圧やヨガを通して3桁あった体重からダイエットをし、今となっては新人加圧トレーナーとして活動し、楽しく明るく元気に!を意識し楽しみながら日々励む男のブログ。

踏ん切り。

 

 

次の日の朝

何かを決断し、目覚めた。

良い夢を見たわけじゃないが

私は笑った。

 

気まずくて辞める事を言えない

だけどやりたい事もある

辞める瞬間と始まる瞬間が

タイミング良くバトンタッチする時

どういう感情になるのだろうか。

私はその事を考えると

なんだか楽しくなってきた。

 

だから、

笑ったのだ。

 

慣れないホテルで

いつものように支度をする

そして部屋を出て

集合場所であるロビーへと向かった。

 

まだ誰も来ていない。

1人掛けのソファーに座って揃うのを待った。

 

ひとり、またひとりと揃い始める

全員揃った事を確認して営業場所へ向かった。

 

到着すると準備を始める

出張2日目、みんな気合い十分

朝のミーティングが始まった。

ひとりひとり意気込みを言い、

グループ長の掛け声で締めた。

 

先輩達が持ち場にばらけるのを見て

私はグループ長に、

「少しだけ、お話良いですか?」と言った。

 

グループ長は、

「大丈夫だよ、どうした?」

と、パソコンを開きながら言った。

 

「今月で仕事辞めようと思っていて、それを伝えたくて。急で、申し訳ありません。」

と、頭を下げながら私は言った。

 

グループ長は、

「え?なんで?急だな。なんかあった?」

落ち着いた感じで私に聞いてきた。

 

あんなに悩んで

気まずかった気持ちが

スッと晴れた

 

「他にやりたい仕事が見つかりました。というよりは、私が尊敬してる人、感謝してる人の下で働けるチャンスが巡ってきたので、やってみたいと思っています」

と、正直に伝えた。

 

グループ長は、

「そうか。残念だなホントに。人事担当に、電話して話してみて。いや、ホントに??」

さっきまでの落ち着きとは違って

少しびっくりした様子を見せた。

 

私は、人事担当に電話をかけるため

少し外へ出た。

 

 

 

、、、緊張する。

出張の最中なので、

何を言われるのだろう。

そう思いながら電話をかけた、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様です。いきなりで申し訳ありません。急なんですが、少しお話よろしいでしょうか?」

 

『お疲れ様。大丈夫ですよ!どうしました?出張どう?頑張ってますか?』

 

切り出しづらい。

でも、やりたい事の為に言うしかない。

 

 

 

「いきなりで、出張中で申し訳ないんですけど、今月で仕事辞めようと思っています。」

 

『え?いきなりすぎるでしょ!』

人事担当は吹き出すように笑いながら言った。

 

続けて、

『なにかあったのか?今月でって、あと1週間もないぞ?いくらなんでも急すぎないか?というよりは、なんで?こっちとしては引き止めたいんだが、理由を聞かないとなんとも言えない。ちゃんと言ってみろ。』

 

私は、グループ長に言ったことと

同じ事をそのまま伝えた。

 

 

人事担当は、

『そうか。立派な理由だな。しかし、辞めて欲しくはない!ちゃんと先を考えたのか?応援してやりたいが、大丈夫か?』

 

「やってみたいんです!お願いします。」

 

 

『分かった!仕方ない。惜しいけど、決めたなら仕方ない。でも、ひとつだけ提案していいか??』

 

 

 

 

 

その提案に、

私はビックリした、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、次回。