ジョージ三世の恩返し日記

・加圧やヨガを通して3桁あった体重からダイエットをし、今となっては新人加圧トレーナーとして活動し、楽しく明るく元気に!を意識し楽しみながら日々励む男のブログ。

気まずさ。

 

出張へ向かう前日の夜

一本のメッセージが届いた。

 

333YOGAの先生である

松永さんからだった。

 

『お久しぶりです。今、電話大丈夫ですか?』

 

いきなりでビックリしたが

対応し、電話を始めた。

 

 

『9月からウチの会社で社員として、頑張ってみませんか?ミツさんから話があり、私が連絡するようにと言われて電話させていただきました』

 

「え⁈そうなんですか。ありがとうございます。今の仕事もあるので、少し考えてから連絡しても大丈夫でしょうか?」

 

『そうですよね、急には決めれないと思いますが、今日、決めて欲しいとのことです。』

 

、、、今日⁈

 

私はスマホの左上を見た

20時を回っていた。

 

「分かりました。折り返し連絡してもよろしいでしょうか?」

その電話で答えを出すことが出来なかった。

 

『はい、大丈夫ですよ!お待ちしてますね。よろしくお願いします』

松永先生は、心地の良い元気に声でそう言いうと、そのまま電話を切った。

 

 

、、、さあ、どうする。

 

 

 

明日から出張だというのに

なんというタイミングで連絡が来たんだ。

と、私は思った。

それは嫌だとかそういう感情ではなく、

タイミングというモノを、深く考えた。

 

1週間後からは

社員研修が始まる予定なのだ。

さあ、どうする。どうする。

 

 

私は、

ミツさんの言葉を思い出した。

『大事なのはスピード感』

『チャンスは一瞬』

 

それを思い出してもやはり

出張もあるし、

私のために社員研修もしてくれる

入社して2ヶ月目の私の為に。

 

天秤にかけるわけでは無いが同時に、

ミツさんが私にしてくれた事

してくれている事を思い出した。

 

 

その入社の話は嬉しかったし、

なにより、有り難かった。

 

入社したばかりの会社を

すぐに辞めるのは、

私の中で非常に辛いし、

罪悪感みたいなものもあった。

 

船を辞める時の

あの感覚、あの気持ちと同じだと気づいた。

自分自身がやりたい事をやってみよう。

突き進んでみよう!

と、思い始めた。

 

 

そして、

色々考えていくうちに

ミツさんの下で、

『働いてみたい』

その思いが強く込み上げた。

 

 

しかし、今の会社がある。

どうする、どうする。迷いに迷った。

 

 

 

時間は進む、、、

 

 

私は決断した。

 

 

 

 

 

 

時計を見ると、

22時を回っていた。

 

 

夜中の電話は失礼だと思い、

メッセージを送った。

『先程のお話なんですが、入社して、頑張ってみたいです。よろしくお願いいたします。ただ、明日から出張で退職の話をするのは少し様子を見させて下さい。』

 

松永先生からは、

『良かったです!はい、ありがとうございます。分かりました、それでは連絡お待ちしております』

と、返信が来た。

 

 

来月からは社員研修

それを終えたら社員に、、、なる予定だった。

それはどうやらなさそうだ。

 

明日から出張

そこで上司に言わないと

9月の入社には間に合わない。

 

常識的に言えば

最低でも1ヶ月前に退職の意思を伝えなければならないのは、分かっていた。

 

 

しかしタイミングは

出張中に伝えるしかない。

やはり、罪悪感と共に気まずい。

でも伝えなきゃ進まない。

 

 

沢山色々考え、

大きな決断をしたからなのか

その夜は意外にも、すっと眠れた。

 

 

 

 

 

 

そして次の日の朝、

いつも通り目覚めた、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また次回。