頷く人。
「久しぶり〜^ ^もし良かったら、お食事でもと思って連絡してみました。都合良い日ありますか?お返事待ってます。」
久々のミツさんからの連絡
しかも食事のお誘い。
ありがとうございます。
という気持ちと同時に
嬉しい感情が込み上げてきた。
私はすぐに返信した。
「お久しぶりです。お誘いありがとうございます。基本的には、火曜日が休みですので火曜であれば、いつでも大丈夫です。よろしくお願いいたします。」
ミツさんから、すぐ返信が来た。
「ありがとう!それでは、次の火曜日でよろしく^ ^場所と時間はまた再度、連絡しますね。」
「はい、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。」
と、私は返信をした。
久しぶりに会うなぁ。
何を話そう、何を聞こう、何を伝えよう
色々な思いが込み上げる。
いや、その前に、
一番最初に『感謝』を伝えよう。
そして、火曜日のお昼頃
ミツさんからメッセージがあった。
「やっほー^ ^今日、大丈夫かな??」
私は、
「こんにちは。はい、大丈夫です!よろしくお願いいたします。」
「お食事!って思ったんですが、たまには昼から二人で思い切って飲みましょう!!」
と、ミツさん。
私は、
「はい!昼からお酒!めちゃくちゃ良いですね。よろしくお願いします。ありがとうございます。」
ミツさんは、
「では決定!場所は高田馬場の磯丸水産で!15時。よろしく〜^ ^」
そのやり取りを終えたのが13時頃だった。
身支度をし、早足で目的地へ向かい
店の前でミツさんを待った。
すると私の目線にひょこっと
サングラスをし、髪型がビシッときまった
ミツさんが、
「やっほ!」と、笑いながら
私に声をかけてくれた。
「お久しぶりです!よろしくお願いします。」
と、私は緊張しながら言った。
「痩せたね〜。近くに来るまで誰か分からなかったよ!ホントに。じゃー、中入ろうか^ ^」
ミツさんは笑顔で入店した。
その後を追うように私も続いた。
店内は15時台とあって
まだ人は多くなく、お客は2、3組ほど
店内のBGMがよく聴こえていた。
ミツさんと私は席につき、
飲み物を頼んだ。
ハイボール2つ。
「いや〜ホント痩せたね。凄いよ。」
と、ミツさんが一言。
続けて、ミツさんが
「では、素敵な東京進出に乾杯」
と、言いう短い挨拶で、
グラスをコツンと合わせた。
「ミツさんのおかげで無事、東京進出出来ました。そして、体型も少しずつ変わり、充実した毎日を過ごせてます。感謝いたします。ありがとうございます。」
と、私は伝えた。
ミツさんは、
「いえいえ、とんでもないですよ。その言葉が聞けて私は満足です。ありがとう」
と、言ってくれた。
続けて、
「どうですか?仕事の方は?」
「はい、なんとか採用していただき、楽しくお仕事させていただいています。」
「前に少しだけ話は聞いたけど、具体的にはどういう内容の仕事なのかな??」
ミツさんは笑顔で私に問いかけた。
私は一瞬考えた。
東京来て、ティッシュ配りしてます!
なんて言って大丈夫なのか?
その仕事は好きだが大丈夫か?
営業の仕事って言って大丈夫なのか?
いや〜、営業で言っても、
ティッシュ配りだしなぁ。
ミツさんに、
東京に来てまでティッシュ配りかよ!
って言われるのに少し怯えた。
だけどそれが今の私。
思い切って言ってみた。
流石に嘘はつけない。
「ティッシュ配りしてます」
ミツさんは
飲んでいたハイボールを
そっとテーブルへ置いて
目を閉じ、2回ほど小さく頷いた。
あぁ、
やっぱり反応微妙だ。
そりゃ、おぉ!!とは、ならないよな。
ティッシュ配りだもんな。
と思いながらも私は話を続けた。
「ティッシュを配って、受け取ってもらった方に、その場で直接お話をして営業をかけて、ポケットWi-Fiの良さを伝えて、契約して使ってもらう。そういう仕事をしています!」
私はそう伝えた。
ミツさんは、また頷く。
そして、グラスを手に取り
グググっとハイボールを飲み干して
ニコニコしながら私に言った。
「素晴らしいよ!!流石だ。」
えっ⁈
はい、今回はここまで!
次回をお楽しみに^ ^