ジョージ三世の恩返し日記

・加圧やヨガを通して3桁あった体重からダイエットをし、今となっては新人加圧トレーナーとして活動し、楽しく明るく元気に!を意識し楽しみながら日々励む男のブログ。

髭男。

どーも!ジョージ2世です!

 

 

 

 

 

 

 

 

よし!決めた!

やってみたい事が決まった。

早速、面接の申し込みをした。

 

 

 

そして、数日後

東京へ来て初めての面接を受けるべく

土地勘もないので、

早めに渋谷へ向かった。

 

 

周りは高い建物や、大きい看板

人混み、騒音、店の多さ

全てが新鮮だった。

 

その渋谷の街を歩き、

目的地に順調に着いた。

 

目の前には、高いビルが建っている

そのビルの中にオフィスはあった。

 

面接の時間まで1時間近くあった。

ビルのロビーにあるソファに座り

少しだけ目を閉じて考えた。

 

東京に来て最初の仕事、

ここで良いのか?ここで大丈夫か?

色々考えたが、私の気合は十分だった。

 

そして、

50分経った。

 

そろそろ面接へ向かうため

エレベーターに乗り込み、8階を押した。

 

エレベーターで8階に行くなんて

いままで中々ない経験なので

それも新鮮だった。

行くところ行くところ

全てが新鮮。中々ない経験だ。

 

8階に着くと、

担当者がお出迎えしてくれた。

 

そのまま誘導され、

オフィスの中へと入る。

 

あ〜、なんかドラマで見るような

綺麗なオフィスだな。

なんて思いながら、

案内された椅子へと腰掛けた。

 

すぐに面接は始まった。

 

自己紹介。

自己PR。

質疑応答。

 

まあ、よくあるような面接内容。

 

面接はスムーズに進んだ。

 

なぜこの会社を希望したのか?

と聞かれた。

 

私は、

「営業の仕事とありましたので、直感的にやってみたい。というのと、ティッシュ配りと営業がどう繋がるのか見て、経験してみたかったからです。よろしくお願いいたします。」

と、答えた。

 

担当者は、深く頷いた。

 

 

 

そして、面接が終わった。

 

 

「それでは後日、結果をお知らせします。」

と、担当者。

 

「はい、よろしくお願いいたします。」

 

 

席を立ち、

出口へ向かう私に対して

ニコニコしながら担当者が

「ちなみに、髭って剃れたりしますか?厳しいですよね?こだわりありそうですしね。」

と、申し訳なさそうに聞いてきた。

 

「いえ、採用していただけるなら剃ります。仕事させていただけるなら剃ります。」

と、私は答えた。

 

「えっ⁈大丈夫なんですか?無理しないでいいですよ?大丈夫ですか?」

と、また申し訳なさそうな感じで担当者。

 

「はい、大丈夫です。無理はしてないです。」

と、私は答えた。

 

しかしこの時、

一瞬ではあるが悩んだ。

実は、正直なところ、

髭にこだわりを持っていた。

20歳になって船乗りになり

約7年間、髭を生やし整えていたからだ。

 

面接申し込みのサイトには、髭OKとあった。

しかし実際はNGということを

その場で感じ取った。

なので髭を剃る決心をした。

私にとってはそれなりに大きな決断だった。

 

 

「じゃ、採用します!」

と、にっこりしながら担当者。

 

「え?後日じゃなくて、今決定ですか?」

と、私。

 

担当者は、

「はい!採用です。話を進めたいのですが、どうされます?少し考えてもらっても構わないですけど。」

と、言った。

 

私は、

「いえいえ、是非、お願いします!なんか急展開過ぎてビックリしてます。」

と、若干焦りながら言った。

 

担当者は、

「はははっ!いやいや、私たちの会社は、営業がメインになるので髭がない方がやっぱり良いんですよ。ただティッシュを配るだけじゃないので。」

と、笑顔で伝えてきた。

 

 

 

 

 

私が東京へ来て最初選んだ仕事

それは、、、

 

 

 

 

 

 

そう、

ティッシュ配り‼︎

 

 

 

 

よく、デパートや駅前

色々な催事場でブースを開き

ティッシュを配り

受け取ってもらった方に営業をする。

という内容の仕事だった。

 

その営業内容は、

ポケットWi-Fiの契約

タブレットの契約

パソコンの契約など、、、だった。

 

対面の仕事なので、

髭はない方が良いとのことだった。

 

続けて担当者は、

「話も喋りも上手だし、笑顔も自然に作れてる。採用したいなぁ。だけど髭こだわりありそうだし、その話切り出すのは酷だなぁ。なんて思ってたの。それで聞いたら、剃れるって事なので、他に向く前に、今で、採用‼︎って決めちゃった。だから、よろしくね!」

と、笑いながら言った。

 

「はい、よろしくお願いいたします!」

と、私も笑いながら答えた。

 

 

 

そして始まった私の東京での初仕事。

 

これから何が待っているのか

これから何が巻き起こるのか

 

そんな希望と緊張感を持ち

素敵なオフィスを後にした。

 

そして帰り道、

夕日で火照ったビルを眺めながら

深呼吸をして、

愛おしい髭との別れを感じながら

自宅へ帰るのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はここまで^ ^

 

次回をお楽しみに。

 

 

 

じゃ、また!!