辞める勇気。
どーも!ジョージ2世です!
前回は、
色々沢山考えていた私が
ついに行動に出ました!!!
今回は、
その続きを進めていきます。
「船長!私、船を降りたいと思います。」
考えが固まった次の日の昼間に
船長に伝えた。
「降りる?事務職したいのか?なんで急に?」
船長はキョトンとした顔をしていた。
私はすかさず、
「違います。会社を辞めようと思います。」
「え⁈なんでこんな急に??なんかあった?」
船長は焦った感じで私に質問してきた。
「色々自分なりに考えて、辞めると決めました。勝手で申し訳ありません。船が嫌いだとか人が嫌いだとか、そういう事は一切ありません。会社が原因ではありません。」
私はそう答えた。
すると船長は、
「じゃあ給料面か?役職もあるしな。何かあるなら話は聞くよ?」
と、言ってくれました。
「そういう事でもないんです。」
と、私は一言。
「じゃあ何で?今、船員も足りないし、機関長職出来る人も居ない状況なの分かってるでしょ??必要な人材だからちゃんと聞いてるんだよ?何かあるならハッキリ言ってごらん。他の船会社が良いとかあるのか??」
船長は優しい顔で聞いてきた。
その顔を見たら辞めるのが辛くなった。
かなり世話になったし、
面倒も相当見てくれた人だったから。
その時、
なんだかんだ不満はあったが
船乗りは好きで、
会社も嫌いじゃなかったんだなと
その時、気づいた。
私は、
「強いて言うなら、自分の為に辞めます!自分の健康の為、可能性の為に、一旦船乗りを辞めます!辞めて東京に行きます!」
と答えた。
、、、、ハッとした。
その時はまだ、
東京に行くとは決めてなかったが
辞めて東京に行きます!と、
そう言ってしまった。
船長は、
「東京⁈船でも行けるじゃないか!」
と笑いながら冗談交じりで答えてくれました。
続けて、
「そうか。正直やっぱり辞めて欲しくは無いけど、やりたい事があるなら止めきれないし、まだ若いからな!20代だもんな!そう言う気持ちもあるよな。それは応援したい。ただ明日からとかはやめてくれよ?せめて1ヶ月は残ってくれないか?」
船乗りだけあって、海のように広くて深い心で
私にそう伝えてくれた。
「分かりました。では今日から1ヶ月で会社を勝手ながら退職させていただきます。それまでは役職しっかり努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。すいません!!」
と、私は船長に言いました。
「ありがとうも、すいませんもあって色々ややこしいけど、後で社長に話しておくから、連絡来たら一緒に事務所に行ってまた話をしよう。まあ、止められるとは思うけど、ちゃんと話してみたら良い。分からず屋の社長じゃないのは分かるだろ??」
と、船長はニコニコしながら
私にそう話してきてくれた。
私は、
「はい、分かっています。よろしくお願いいたします。きちんと話します。失礼しました!」
と、答えて
私はエンジンルームへ戻った。
はい!
今回はここで終了^ ^
読んで頂きありがとうございます‼︎
ついに辞める事を船長に伝えた私。
そして次回は、
事務所に居る、社長に話をしにいきます。
それを楽しみにしていただけると
ありがたいです。
では、また!
よろしくお願いいたします。
いつも、ありがとうございます。